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2025年2月8日に開催されたリレー形式海域RTA大会、第四回るせる杯。
今回、チーム「いちご大福(熟練/お茶搭載)」で記録係を務めました。
ちょっとした感想を書いていたらXに投げるにはほんの少しだけ長くなってしまったので、ブログの方で簡単に纏めておくことにしました。





リレー形式海域RTA「るせる杯」とは

るせる杯とは、走者2~7人+記録係1人のチームを結成してリレー形式で通常海域を攻略し、その合計タイムを競う、チーム制海域RTA大会(ユーザーイベント)です。
詳しくは、大会概要および運営本部の配信をご覧ください。



チーム【いちご大福(熟練/お茶搭載)】の紹介

今回記録係として所属したチーム【いちご大福(熟練/お茶搭載)】の紹介です。
チーム紹介PVはこちら一言差し替え版の投稿を華麗に回避

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このチームの真の名は、“ロリコンパラダイス” ——

素敵な走者のみなさんはこちら!(括弧内は各配信プラットフォームへのリンクです)

なお、大会当日は、私がミラー放送を行っています。こちらも是非ご覧ください。



感想とか

まずは、主催スタッフの皆様、企画・運営本当にお疲れ様でした。
素晴らしい大会をありがとうございました!
閉会式の方も楽しみにしております!

そして、走者・記録係など、大会に関わった全ての皆様も、お疲れ様でした。

いちご大福のみんな、本当にいい走りでした。
記録係の私が言うのもほんっっっとうに烏滸がましいことではあるけれど、一年間の努力を全て見せつけるようなランだったと思います。最っっ高にかっこよかったです。
こんな最高のチームで記録係ができたのは光栄なことだと思います。
誘ってくれてありがとう!


今までと違った立ち位置から見た海域RTA大会

今まで、海域RTA大会はいち視聴者として本部ミラー枠を見に行ったり繋がりのある提督の放送を見に行ったりして楽しませてもらうのみで、チームメンバーという形で参加するのは今回が初めてでした。

チームで話し合い、そしてタイムを縮めるために努力を重ねている。これまで視聴者として大会を観戦し、過去大会の感想記事を拝読してそのことは言葉ではわかっていました。

しかし、実際にチームメンバーとして参加し、走者の姿を見てみると、大会にかける熱量、本気度というのは本当に物凄いものなのだなと実感させられました。
何か月も前から編成を練る。逸れや撤退等のリスクを天秤にかけ、数秒を切り詰めるためにどう組むか徹底的に議論する。その編成を実現するため、途方もない艦娘育成や装備改修に向き合う。ゲームアップデートが来れば、その度に新たな艦娘や装備、システムを駆使して今までの編成をよりよくできないか考え、場合によっては軌道修正する。大会優勝に向けてこのプロセスをひたすら繰り返すその姿には、ただただ尊敬の念を抱くばかりです。

それから、他の提督と艦これの(ゲームの)話に花を咲かせ、そして他の提督がどのように艦これに向き合っているかを間近で見る機会はあまり無いと思っています(これはもちろんどういったコミュニティに属すかに大きく依存するので、あくまで私感ですが)。
そういう点でも、本気で艦これに向き合い、努力を重ねている人たちと記録係という立場で関わることができたのは、私自身の提督ライフにおいても非常に大きなプラスになったなと感じています。「海域RTAなんか無理だしまぁ見て楽しめばいいかなぁ」なーんて思ってる昨年今頃の私みたいなそこの貴方。記録係から、始めてみませんか?

※なお実際、大会・チームの雰囲気等を知るうえで、感想記事は最強の存在です。私自身、大会概要に過去の参加レポートがまとまっていたのは本当に助かりました。今回も皆さんの感想記事楽しみにしております。待ってみんな投稿早くない? RTAか? RTAだわ…


記録係としての活動内容

さて、ここでは、記録係としてやっていたことを書き記しておきます。


準備期間:編成相談と検証情報の共有

準備期間は、チームメンバーの編成相談に参加し、改善案を提示したりしました。
出走経験がなくRTA的な知識(例えば演出にかかる時間を如何にカットするか)に乏しく、そういった検討の際はなかなか力を尽くすことができませんでした。しかし、RTAだろうが艦これであることに変わりはありません。攻撃力を最大化する装備構成の提案や命中計算、艦・耐久ごとの生存性の比較検討など、普段艦これをしていて得た知識や考え方というのはことRTAにおいてもしっかり役に立つものであり、そういう点で少しばかりは貢献できたと思っています。

それから、私自身、割と検証を追っていて(最近はいいね欄非公開化の影響もありちょっと追い切れないことが増えましたが)、また自分でも調査を行った経験があるので、RTA的に有用な検証情報の共有もある程度行っていました。
また、煙幕展開下の雷撃被弾率計算など、記事公開時点で有志による支援ツールを利用して考察できないような事項については、自作の計算機を用いた検討を行うこともありました。


準備期間:全体試走の記録とミラー

準備期間に行ったことはもう一つあり、それは全体試走の記録とミラーです。

これはいわば記録・ミラー係としての試走でもあります。
走者の出走・帰投タイムを記録し、後続の走者にゴーサインを出し、途切れたりないようにミラー配信を行うというのは、決して難しいことではありません。しかしながら、提督とはガバをする生きものである、ということはよく知られている通りであり[要出典][誰によって?]、記録・ミラー係もその例にもれません。帰投だけ意識してたら出走の秒数見逃した!とか、YouTubeのライブモードが勝手に切れてて10分前の追っかけをずっと映してた!なんてのは日常茶飯事です。全体試走で記録・ミラーの練習ができたのは本当によかったです。


大会当日:出走・突破時刻の記録と各走者配信のミラー

当日は、大会記録速報用のスプレッドシートに各走者の出走時刻と突破時刻を記録するのが最大の仕事です。あくまで速報値で、後ほど主催の皆さんが正確なタイムを確認するので、この記録は数秒ズレていても問題ありません。(とはいえ正確なタイムをチームメンバーと大会を見ている方々にできるだけ素早く届けたい、という気持ちでやっていました。)

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速報タイムの記入例

それと同時に、走者枠をミラーして配信を行います。これは記録係としての仕事ではなく、チーム内外の誰がやっても良いようです。大会本部は20チームを超える大規模な同時出走のミラーを行っており、枠切替の負担軽減のためにミラー枠が必要というわけです。
チームを応援してくださる方がシームレスに出走を見られるようにもなりますしね。


記録・ミラーを行うにあたって作成した攻略チャートのようなものを置いておきます。
参考になれば幸いです。

チャート:走者がX-5を突破したときの操作

  1. 前走者の【母港帰投時】の走者配信内のJST時刻を確認する
  2. 事前に開いておいた次走者の配信ページを表示する
  3. 配信が追っかけ状態になっていないか確認する(リログするのがベスト)
  4. 配信をタブ上で規定の状態で表示する
    ※YouTubeはシアターモード、ニコニコはフルスクリーン表示と決めていました
  5. 次走者に出走ゴーサインを出す
    ※VCの不具合等を考慮し、Discordの専用チャンネルへのメッセージ送信も行います
  6. 次走者の【出撃開始!! ボタン押下時】の走者配信内のJST時刻を確認する
  7. OBS(配信ソフト)上で正しくミラーされているか確認する
    ※走者の名前をミラー画面に出しているので、それの切り替えも行います
  8. るせる杯の速報用スプレッドシートに帰投・出走時刻を記載する

なお、本番でも出走時刻を見逃すことがあるので、後からタイムをすぐに見なおせるように最低でもチームメンバーの出走はタイムシフトを取っておくことをお勧めします。というか実は私は本番で見逃しガバをやっています。ありがとうタイムシフト…


大会が終わった今、思っていること

大会が終わった今(まだ閉会式はありますが)、私が思っていることは3点あります。

1点目は、チームの一員としての記録係の重要性です。
海域RTAに記録係として初めて参加して、最低限やるべきことはできたと感じています。
その一方で、優勝に後もう少しで手が届くタイムを見てしまって、私としてももうちょっと何かやれたことあったんじゃないか?という気持ちもあります。勿論途方もない努力により艦隊を強化し、その艦隊の実力を見せるというのは走者にしかできないことです。しかし、あと一秒を縮めるために、今よりも強い案を示すことはもしかしたらできたんじゃないか、あるいは艦隊強化のうえで役に立つ情報を探し、提示できたんじゃないか、そう思います。記録係もチームの一員であるということを、今更になって真剣に認識しています。

2点目は、ユーザー大会って楽しいんだなってことです。
視聴者として楽しむのももちろん楽しいのですが、実際にチームメンバーとして参加すると走者のかける熱量を直接感じられ、大会本番の時間を全力で楽しむことができるのだな、と実感しました。この辺は上でも書いた気がするのでこの辺にしておきますが。
とにかく、ユーザー大会って本当にいいものだなと思いました。
スケジュールのあう個人出走大会とか出てみたいかもってちょっと思います。

最後に、るせる杯に影響されての艦これモチベの向上です。
大会自体の盛り上がりと、大会に向けチームメンバーが本気で努力を重ねている姿を見て、こんなに艦これに向き合っている人が、艦隊強化を頑張っている人がいるんだ、と感じて、艦これのモチベーションがとてつもなく高まっています。
普段からそれなりにモチベ高い方だと思っていますが、こんなに「自分も頑張りたいな」と強く感じたのは久しぶりです。



おわりに

最初は大会の直後にXで軽~く感想を垂れ流して終わりにしようかと思っていたのですが、なんか書きたいこと書きなぐっていたらだいぶスレッドが長大になりそうな予感がしたので久々に記事にしてみました。いかがでしたか?


最後に改めて、主催の皆様、大会に関わった皆様、いちご大福のみんな、最高の大会をありがとうございました!






何かお気づきの点などありましたら、X(旧Twitter)まで。
ここまで読んでくださりありがとうございました。